2025年11月9日(日)、東京都立産業貿易センター浜松町館にて開催された「東京ゲームダンジョン10」。
次回2月8日の「東京ゲームダンジョン11」に出展予定なので、今回は下見も兼ねてチームのみんなで一般参加させていただきました。

当日の会場の様子や試遊させていただいたゲームについてまとめましたので、次回参加してみたいな…という方の参考になったら嬉しいです!

※掲載している写真について、全て撮影の許可をとっているものを使用しています。

イベント概要

  • 開催日時: 2025年11月9日(日) 11:00〜17:00(ビジネスチケット11:00〜、一般入場12:00〜)
  • 会場: 東京都立産業貿易センター浜松町館
  • 出展数: 約300タイトル以上
  • チケット: 一般チケット1,000円(税込)、ビジネスチケット2,000円(税込) ※中学生以下は入場無料、小学生以下は保護者の同伴が必要
  • 特徴: 出展審査なし、出展費用が安い、個人・小規模チームに優しいイベント

東京ゲームダンジョンの魅力は、「手頃な価格」「設備の充実さ」「作品審査なし」ではないでしょうか。
主催者側が「締切として(出展申込を)利用してほしい」と謳っているくらい、ゲーム開発者に優しいイベントとなっています。

会場の雰囲気・運営面で参考になったこと

会場について

2階と3階の2フロアでの開催でした。
事前予約者は3階から、当日券購入者は2階からと動線が分かれているため、どちらかのフロアに人が偏りすぎることなく、バランスよく回遊できていた印象です。

休憩スペースが会場内と外にもあり、何度でも入退場可能
建物内にはカフェなど食事ができる場所もあって便利!

また当日は雨だったのですが、浜松町駅からはほとんど屋根のある道(空中歩行者デッキ)だったので、濡れる心配もなく快適に移動できました。
歩行者デッキのサイネージにはゲームダンジョンの案内が出ていました!

会場の雰囲気について

会場内は通路が広めに設計されていて、人が多くても回遊は比較的スムーズ。
参加者の層は様々で、海外からの参加者や、ファミリーでの参加も多く見られました。

開発者の方々は話しかけたり質問したりすると、熱量たっぷりに楽しくお話ししてくださる方ばかりで、全体的に温かくアットホームな雰囲気を楽しめました!

また警備員の方やスタッフさんも常に見回りをしている様子で、安心できる会場づくりがされている印象です。

余談ですが、入場口でパンフレットの入った袋をいただきました!
東京ゲームダンジョンのマスコットキャラが書いてあって可愛いです…
ここに気になったゲームのフライヤーや名刺、特典でもらったステッカーなどをさっと入れられるのでとてもありがたかったです。

会場で見つけた印象的なゲームたち

会場には本当に多様なジャンルのゲームが並んでいて、目移りしてしまうほどでした!

シンプルだけど奥深い中毒性の高いゲーム

一見シンプルなルールながら、実際にプレイすると頭を使う戦略性の高いゲームが多く、気づけば試遊時間をたっぷり使ってしまう人が続出していました。
「もう一回だけ…」と戻ってきて再挑戦している方も見られ、まさにゲームの魅力が詰まっていると感じました。

ドット絵の美しいゲーム

細部まで丁寧に描き込まれたドット絵のゲームは、リーフレットやポスターでも遠くから目を引いていて、自然と人が集まっていた印象です。
クオリティの高いビジュアルは、やはり第一印象としてとても重要だと実感しました。

動物系ゲーム×SNSキャンペーン

個人的に嬉しかったのが、試遊後にSNSで指定のハッシュタグをつけて投稿すると、ゲームキャラクターのマグネットがもらえるというキャンペーンです。
可愛いグッズがもらえるのはもちろん、SNSでの拡散にもつながる良い施策だなと思いました。
これは次回の自分たちの出展でもぜひ参考にしたいポイントです!

ゲームクリアでステッカープレゼント

試遊でゲームをクリアするとステッカーがもらえるブースもありました。
クリア特典があると、プレイヤーのモチベーションも上がりますし、記念品として持ち帰れるのも嬉しいですよね。
こうした細かい工夫が、来場者の満足度を高めているのだと感じました。

設定が作り込まれたノベルゲーム

ノベルゲームを制作しているチームとして特に印象に残ったのが、設定が丁寧に作り込まれた作品です。
選択肢が少なくても、読み物としてしっかり楽しめる内容でした。

ただ、試遊を通じて感じたのは、世界観を少しずつ知ってもらいたい(一度に提示する情報量が少ない)タイプのゲームの場合、分岐に関係しなくてもプレイヤーが選択する挙動を入れることで、飽きずに読み進められるのではないかということ。
純粋な読み物としての面白さと、プレイヤーの能動的な関与のバランスは、ノベルゲーム制作における大切なポイントだと改めて考えさせられました。

次回出展に向けて

今回の参加で、イベントの雰囲気や来場者の動きなどを肌で感じることができました!

自分の出展で活かしたいポイント

ブースの見せ方とレイアウト
テーブルクロスがあるだけで目を引くブースになっていたり、ゲームのテーマに合わせてぬいぐるみなどで飾りつけをしているところは、遠くからでも目に入りやすいと感じました。
視覚的な訴求力は想像以上に重要ですね。

SNS拡散の仕掛けづくり
ハッシュタグキャンペーンでグッズを配布するなど、来場者が自発的にSNSで発信したくなる工夫が効果的だと実感しました。
また、グッズ販売をしているブースも多く、ファンづくりの一環として取り入れたいポイントです。

印象に残る紙媒体の作成
リーフレットは、帰宅後に「あのゲームだ!」と思い出してもらえる重要なツールです。
デザインやレイアウト、載せる情報の厳選など、持ち帰った後も印象に残る紙媒体づくりを心がけたいと思います。

次回のゲームダンジョン11では、今回学んだことを活かして、より良い出展ができるように準備を進めていきます!


ゲームダンジョン10に参加されたみなさま、楽しい時間をありがとうございました!

次回は出展者としてこのイベントの一部になれることが今から楽しみです!
また進捗報告していくので、更新お楽しみに!

関連リンク

#東京ゲームダンジョン10 #インディーゲーム #ゲーム制作 #イベントレポート